非専攻、開発者として生き残る

#12. 新卒開発者と英語

開発者の新卒就職では英語は必須ではありませんが、海外にある資料を見ようとすれば英語ができると良いことはよく知られています。

しかし、英語を勉強しても、実際に仕事をする際に頻繁に使用されるIT関連用語と構文を正しく理解していないと、 まともなコミュニケーションは難しいです。そのため、英語を勉強する際は、ITで主に使用される表現を中心に勉強することが重要です。 もちろん、英語の基礎的な文法と語彙力は必須ですが、ITで使用される用語と構文を理解していれば、実務に早く適応できます。

例えば、「back-end」と「front-end」はソフトウェアで頻繁に使用される用語の1つです。「back-end」は サーバー側プログラミングを意味し、「front-end」はウェブサイトやアプリのユーザーインターフェースを構成することを意味します。
別の例としては、「API(Application Programming Interface)」と「SDK(Software Development Kit)」があります。「API」はプログラミング言語間のコミュニケーションを可能にするインターフェースを意味し、 「SDK」はソフトウェア開発のためのツールセットを意味します。

また、英語でメールや文書を作成する場合、一般的な文章構造や時制を正しく使用することが重要です。これは、単なる英語の 文法的な知識が必要であり、教育・学習資料を参考にしながら作成すればよいでしょう。
そして、IT業界では、面接や会議で英語でのコミュニケーションが行われることもあります。このときは、英語の用語と構文を正確に理解し、 相手の発音とイントネーションをよく聞き取ることが重要です。このような状況でも、英語を正しく理解し、使いこなすことができれば、

業務での自信と効率性が向上するでしょう。このように、ITで使用される英語の用語と構文を勉強することで、開発者としての成長に 役立ちます。そのため、新卒開発者が英語を勉強するなら、IT関連用語と構文を優先的に学習するのが良いでしょう。