主題
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作成: 2024-04-18
作成: 2024-04-18 06:42
SI開発者の話
#7. 週間報告の話
基本的にSIプロジェクトは、発注者が希望するプログラムを開発する業務です。
そのため、顧客企業では、仕事の進捗状況を判断し、受託業者が正しく作業を行っているか監視するために、毎
週、週間報告を実施します。
週間報告には、以下のような内容が含まれます。
大まかに言うと、今週は何をしたのか、来週は何をするのか、そしてWBS(スケジュール表)に従って作業が遅れているか、安定して進んでいるかを表します。
良い顧客に恵まれれば、スケジュールが遅れても調整する方法を見つけ、協議を通じて解決できますが、悪魔のような顧客に遭遇すると、週間報告は屠殺場に連れて行かれる牛の気分になるかもしれません。
そのため、週間報告の内容を作成する際には、開発関連の用語を避け、ITに詳しくない人でも理解できるように簡単に記述し、実際に自分が行った作業よりも誇張して記述します。作業内容について理解していない顧客からの質問の嵐が始まれば、貴重な開発時間を失うことになります。
そして、このように毎週積み重ねられた週間報告は、プロジェクトの最後に成果物に含まれ、問題が発生した場合に自分を弁護するための証拠となります。例えば、顧客が○○をしてくれることになったという状況になった場合、週間報告の協議内容にある顧客の署名がこれを証明する証拠となるため、協議内容やスケジュールに関する内容は必ず正確に記述し、顧客の署名をもらっておくようにします。
週間報告はほとんどの場合、PMが作成しますが、筆者の場合は、1年以上経過した時点で作成し、顧客に直接報告しました。幸い、良い顧客に恵まれ、ほとんどの週間報告はスムーズに済みましたが、初めて行った時のプレッシャーは言葉では言い表せません。そのため、新卒の頃から週間報告に必要な言葉遣いや、作業内容をまとめるコツなどを事前に把握しておけば、遠い将来、自分が直接週間報告をしなければならない状況に備えて準備しておくことができます。
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